「麻のハギレ展」
2006.27.May Sat.〜4.Jun.


のハギレ展」に多くの方々がいらして下さいました。
店内いっぱいの麻の展示に季節の風を感じて下さったり、手でふれて、質感を確かめたり
図柄の大胆さに感心したり、極めつけは30倍のルーペで麻の績み目に驚いたり
皆さんそれぞれの楽しみ方で麻の素晴らしさを体感して下さいました。
有難うございました。 

<コンセプト>
麻は古代から人々にらとって親しい素材でした
刈り取り、皮はぎ、苧引き(オビキ)、苧績み(オウミ)、よりかけ・・・・
膨大な時間と労力をかけて、糸をつくり、織って布にする作業は
人々の生活の中の重要な営みでした
現代では、越後上布と宮古上布と名づけられた布に伝わるだけになってしまいましたが
明治頃までは、多くの農家が、麻を栽培し、糸作りに励み、麻布を生み出してきました
麻の魅力に惹かれ長年、麻にこだわればこだわる程
麻布を生み出してきた人々の忍耐力と集中力に驚き、畏敬の念を覚えます
ギャラリー啓が、折々に貯めてきました
苧麻、大麻・・・・・・大、小・・・・・とりどり
江戸・明治を中心に、越後・奈良・近江などの麻のハギレ100点以上集めました
一片のハギレからでも当時の麻の素晴らしさは、充分伝わることを確信しております